使い捨てパッド1枚ずつ世界を救おう

今からハッとするような事実をここに提示します……今日あなたが尿漏れパッドを1枚捨てたら、そのパッドが分解され自然に還るには2514年までかかります。もしクック船長がオーストラリアに上陸した時に尿漏れパッドをつけていたなら、そのパッドは今現在もまだ分解されていないという計算になります。

「Australian Science Magazine (AS)」が統計の概要を示してくれているところによると、オーストラリア人は1日に560万枚の使い捨てオムツを使用しており、つまり年間20億枚の赤ちゃん用使い捨てオムツがゴミの埋め立て地へと運ばれていることになります。

さてここで、成人の尿失禁や女性用の使い捨て製品を数に入れた場合、一体何枚の使い捨てパッドをその数字に加える必要があるのか考えてみてください。恐ろしいですね。

これに対する製造面での影響にも思いをはせてみてください。ASが指摘しているように、使い捨てオムツやパッドの製造工程では大量のパルプ、紙、プラスチック、その他の原材料が必要とされ、従って相当な量の水とエネルギーも使用されます。これは大規模なエネルギーの無駄遣いと公害の一因となっており、また森林伐採や環境に優しくない原料調達に関連のあるその他の問題にもつながっています。

使い捨てオムツや尿漏れパッドはゴミの埋め立て地の中で3番目に多い消費者用製品であり、生物分解が不可能なゴミのうち30%を占めています。

次に米国を見てみましょう。米国にいる赤ちゃんの約90〜95%により、年間274億枚の使い捨て紙オムツが使用されています。これにより年間約340万トンのゴミが生み出されます。これはヤンキースタジアム15杯分であり、並べれば月まで9回往復できる量です。この量が毎年出るのです。

使い捨てオムツには微量のダイオキシンが含まれます。ダイオキシンは紙を漂白する過程で発生する非常に毒性の強い副産物です。この化学物質には発ガン性があり、米国環境保護庁が発表しているガンに関連性のある化学物質リストの第1位に名指しされています。ほとんどの国ではダイオキシンの使用が禁止されていますが、米国では禁止されていません。

使い捨て紙オムツが分解され自然に還るまでにどれほどの時間がかかるかは誰にもわかりませんが、およそ250〜500年であろうと試算されています。その頃にはあなたの子ども、孫、そこから4代先の子孫もすでに亡くなっているでしょう。

たとえ生物分解可能と銘打たれた「環境に優しい」オムツであっても、太陽と空気がなければ、ゴミの埋め立て地で生物分解されることはなく、普通のオムツと同じくらい問題のある存在になってしまいます。

悲しいことに、この記事を読む5分の間にも、新しく20万枚の使い捨てオムツが米国のゴミ捨て場に運び込まれ、分解されるまでに少なくとも500年そこに置かれ続けるのです。

私たちは別の方法を探さなければなりません。

Australian Science – Disposable nappies, are they stinking up our planet? (英語のみ) でより詳しい記事をお読みいただけます。