膀胱制御の不調とは

膀胱の弱さは成人人口の20%に見られる一般的な症状です。男女問わず年齢が上がると共に発生率も上がり、また産後や閉経後の女性も発生率が高くなります。

オーストラリア排尿制御財団によれば、50歳以上の男女の約50%にこの症状が見られるそうです。

オーストラリアの老人ホーム入居者の約77%に、尿失禁の症状が見られます。この入居者たちの40〜60%は、今夜も寝具を濡らすことになるでしょう。

膀胱の問題は、未診断かつ未報告のままになっていることが多いものです。症状を持つ人のうち約50%は、膀胱の問題についてはかかりつけ医にも話しておらず、尿漏れに悩む人々の約60%は助けを求めようとしていません。

どんな症状がありますか

膀胱制御の不調の主な症状には、以下のものが含まれます。

  • 日中7〜8回以上の排尿があり、かつ1回ごとの量が少ない (200ml以下)
  • 夜間、トイレに行くために1回以上起きる
  • 夜尿により寝具を濡らすことが頻繁にある
  • 咳や運動をしたり笑ったりした時などに尿漏れがある
  • 性交中、たまに尿漏れがある
  • 突然、差し迫った尿意が起こる

尿失禁には、主にどんな種類がありますか

圧力性の尿失禁

これは女性に多く見られるもので、しばしば膀胱を支えて正しい位置に保っている骨盤底筋が妊娠や出産によって引き伸ばされたことによって起こります。

圧力性の尿失禁は通常、咳をしたり笑ったり、ジャンプやくしゃみをした時など、骨盤底と膀胱の筋肉に圧力がかかる時に前触れなく起こります。

この圧力性の尿失禁の症状を抱える人々は、失禁する尿量は少ないものの、排尿に関するアクシデントの前触れをまったく感じないのが一般的です。

尿意のある尿失禁

これは尿意を感じてトイレへ行くものの、間に合わずに失禁してしまうケースです。尿意のある尿失禁は男女両方にほぼ同じ割合で起こり、失禁する尿量はかなり多いのが一般的です。この症状は過活動膀胱に関連があり、尿失禁への恐れによりライフスタイルや活動全般が制限されてしまう、非常にストレスの高い状況をもたらす可能性があります。

過活動膀胱 (OAB)

OAB (過活動膀胱) は膀胱壁内部にある排尿筋の不随意運動自分の意志とは関係なく起こるによるものと考えられています。OABの場合、日中・夜間の両方で非常に強い尿意があり、頻繁にトイレへ行くことになります。

トイレまでなんとか我慢できる場合もありますが、そうでない場合は尿失禁となってしまします。

食事とライフスタイル

食事とライフスタイルを少し変えるだけで、特に閉経や高齢が引き金となる症状の悪化を防げる可能性があります。

  • 健康的な体重を維持し、運動を日課とする
  • 便秘改善に取り組み、果物、野菜、精製されていない穀物など食物繊維の豊富な食品を多く食べる
  • お茶やコーヒー、アルコールには利尿作用があり、膀胱を刺激する可能性があるので、飲み過ぎを避ける
  • 毎日コップ6〜8杯の水を、できれば日中の間まんべんなく飲む。水分摂取を減らすと症状が悪化する可能性があるので、減らさないこと
  • トイレに行くのは必要な時だけにする膀胱に正常容量を覚えさせます
  • ケーゲル体操として知られる骨盤底のエクササイズを行う。このエクササイズは排尿時に使われる筋肉を強化します。